外被膜が膜質、内被膜が膜質で柄に残るタマゴテングタケ節のタマゴタケモドキ
外被膜が脆く傘に破片状に残り、内被膜が膜質で傘の縁に下がるシロオニタケ節のコトヒラシロテングタケ
外被膜が膜質で傘に残り、内被膜が膜質で傘の縁に下がるフクロツルタケタケ節のシロテングタケ
小山内裏公園で観察されたキショウゲンジ
長沼公園で観察されたコウモリタケ
代々木公園で観察されたマメザヤタケの不完全体
1月のキノコセミナー
キノコ入門講座がスタート
「去年のキノコ今年のキノコ」
「テングタケ属のキノコ2」「イグチ類のキノコ2」
1月20日(土) 方南共同ホール 参加17名
長谷川さんの「イグチ類のキノコ2」では、クリイロイグチ科、ヌメリイグチ科、イグチ科などのキノコを紹介されました。子実層托が管孔という共通の特徴を持つイグチ類のきのこは、傘の表面、管孔の形状、柄の表面、肉質や変色などを手がかりに、属や種を同定する方法が解説されました。
池田さんの「テングタケ属のキノコ2」では、今回はシロオニタケ亜属のキノコの特徴とその見分け方が解説されました。傘に条線がないという共通の特徴を持つシロオニタケ亜属のきのこを、さらに内被膜(ツバ)と外被膜(ツボとイボ)の形状で、分類する手順が解説されました。
今年もキノコ入門講座は1月のキノコセミナーでスタートしました。1月のセミナー恒例の「去年のキノコ今年のキノコ」で始まり、昨年の
「テングタケ属のキノコ1」「イグチ類のキノコ1」に続く 「テングタケ属のキノコ2」「イグチ類のキノコ2」の講義がありました。
大舘さんの「去年のキノコ今年のキノコ」では、昨年実施されたキノコセミナーの内容と、今年実施予定の同講座の内容が紹介され、続いてキノコ入門講座と市民講座で昨年実施された観察会で観察できたキノコの紹介と、今年実施が予定されている観察会で出会いが期待される種の解説がありました。
傘は紫赤色で軟毛状の鱗片があり、管孔が柄に垂生し孔口は多角形、柄にはツバがあるウツロベニハナイグチ
傘は淡褐色でフェルト状、管孔の色が白、柄の表面に凹凸があるクリイロイグチモドキ
傘は黄褐色で粘性があり、管孔は白から紫色を帯び、柄には縦長の網目があるオオヤシャイグチ