ヒラフスベ
Laetiporus versisporus
タマチョレイタケ目
ツガサルノコシカケ科
立ち枯れたコナラの樹幹に、白い子供の頭ほどのキノコを発見しました。
子実体:側着型、類球形で、白から淡黄色になり、表面に凹凸がある
子実層托:キノコ全体が褐色の厚膜胞子になる
コキララタケ
Coprinellus pdomesticus
ハラタケ目 ナヨタケ科
朽ちた材を黄色い菌糸がマット状に覆い、その中に小さなキノコが出ていました。
子実体:クヌギタケ型
傘:円錐形で、表面を白く細かい鱗片が覆う
子実層托:白いヒダがやがて黒くなり液化する
街のきのこ散歩
桜丘すみれば自然庭園
モチゲチチタケ
Lactarius brunnescens
ハラタケ目 ベニタケ科
林内に淡褐色のキノコが群生していました。傘には強い粘性がありました。
子実体:ベニタケ型で小型
傘:丸山形から平らに開く
柄:中心生で中空
肉:傷つけると白い乳液を多量に分泌し、褐変する
スジウチワタケモドキ
Polyporus grammocephalus
タマチョレイタケ目
タマチョレイタケ科
林内の切り株に、大型のキノコが重生していました
子実体:有柄型で中型
傘:団扇形で、白から淡褐色になる
子実層托:管孔は短く白く孔口は密
ウラムラサキシメジ
Tricholosporum
porphyrophyllum
ハラタケ目 キシメジ科
林に入ると形のよいキノコが見つかりました。ヒダが美しい紫色のキノコです。
子実体:キシメジ型
傘:丸山形で黄褐色
子実層托:幅狭く密で紫色
柄:中心生で中実
世田谷の住宅街に、それは都会のオアシスのような緑豊かな異空間があります。それが「桜丘すみれば自然庭園」です。さほど広くはありませんが、緑が豊かで多様な生き物が棲んでいます。毎年、隔年で夏と秋に「都会のキノコ講座」が実施され、観察会では、これまでに90種を超えるキノコが観察されています。
ヒメカンムリツチグリ
Geastrum quadrifidum
ヒメツチグリ目 ヒメツチグリ科
草地のなかに妙な形のキノコを見つけました
子実体:腹菌型で幼時類球形
基本体:外被が星形に裂開し、中から短柄を持つ内皮に包まれた類球形の基本体が現われ、やがて丁部の孔から胞子を放出する
都内ではあまり見られない稀種
ニオイクロハラタケ
Agaricus sp.
ハラタケ目 ハラタケ科
林内の落ち葉の中に灰色のきのこが並んでいました。近寄ると強い薬品臭がしました
子実体:キシメジ型
傘:丸山形で灰褐色、表皮がひび割れる
子実層托:白から暗褐色になる
柄:上下同径で、膜状のツバがある
「都会のキノコ講座」では、緑に囲まれたネイチャーセンターで講義が行われます。(上)
カレバキツネタケ
Laccaria vinaceoavellanea
ハラタケ目ヒドナンギウム科
ネイチャーセンターの前の芝生の縁に沿って、毎年姿を現わします。
子実体:キシメジ型~カヤタケ型
傘:丸山形~中央が窪む平ら
子実層托:疎で垂生、紫褐色
柄:中心生で中実