立ち枯れた木の樹幹をきのこがおおっていました(左)。採取してみるとミダレアミタケでした。表面は剛毛におおわれ(上左)、裏面の管孔は鋸歯状(上右)でした。
3月の観察会「光が丘公園キノコウオッチング」
多様な春のキノコを楽しむ
3月19日(日) 都立光が丘公園 参加32名
春3月とはいえ寒い日が続いているなか、この日は汗ばむほどの暖かさで、昨年の冷雨のなかでの観察が幻のように思える、気分の良いキノコウオッチングでした。倒木や切り株には多様なサルノコシカケ類のキノコやエノキタケ、キクラゲ類が、椿の樹下にはツバキキンカクチャワンタケが、桜の樹下にはトガリアミガサタケが、公園の外周をとりまく森には数々の春のキノコが姿を見せてくれました。2班に分かれて観察し、出会ったキノコは講師がその場で解説しました。この日出会ったキノコは28種に及び、参加された受講生の皆さんも春のキノコを充分に堪能されたようでした。
桜の樹下を探すとトガリアミガサタケ
(右)が、椿の樹下にはツバキキンカクチャワンタケ(下)が見つかりました。
倒木に大型のチリメンタケ(右)が発生していました。裏面の孔口(右下)は縮緬模様でした。
切り株に出たオオミノコフキタケの幼菌を観察しました(上)。
サワラの林ではコフキクロツチガキの老菌(左)が見つかりました。
倒木に出ていたネンドタケを解説する池田さん(上)。倒木にはハカワラタケ(左上)も出ていました。
倒木にエノキタケを発見しました。やや萎れ気味でしたが、水をかけるとだいぶ元気な姿になりました。
今年もスダジイに出たシイサルノコシカケからスタートしました。背着部分の一部に傘が張り出していました。