表紙のキノコ
ベニヒダタケ(紅褶茸)
Pluteus leoninus (Schaeff.:Fr.) Kummer
ウラベニガサ科 ウラベニガサ属
撮影 長谷川 明(2008.6)
解説
◆子実体:ウラベニガサ型で、小型から中型。
◆傘:幼時半球形から開いて丸山形、さらに平らとなり、条線がある。色は鮮黄色または橙黄色で、中央付近には皺または凸凹がある。肉は淡黄色で、もろく薄い。
◆子実層托:ヒダは幅広く密で、柄に上生する。色は白からピンク色、さらに淡赤褐色になる。
◆柄:中心生で、下方にふとまり、中空。色は淡黄色で、表面は濃色の繊維状鱗片でおおわれる。肉は白または淡黄色で軟質。
◆味・におい:無味。無臭。
◆胞子:広楕円形、やや小型で、表面は平滑。胞子紋はピンク色。
◆発生:初夏から晩秋に、広葉樹の倒木や切り株、またはその周辺の地上に発生する。腐生菌。
◆食毒等:食用になるが、肉が柔らかく、あまり美味とはいえない。
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