表紙のキノコ
ヒダには分岐や連絡がある。
ベニウスタケ
Cantharerellus cinnabarius Schw
アンズタケ科 アンズタケ属
撮影 大舘一夫 (2010.8)
解説
◆子実体:ハラタケ類型で小型。
◆傘:幼時丸山形から開いて中央
がくぼむ皿形、さらに漏斗形に
なる。縁は永く内巻きで波打つ。
色は橙黄色から緋色。表面は
平滑。肉は白く柔軟。
◆子実層托:シワは浅く、分岐や
連絡があり、やや疎で、柄に長
く垂生する。色は傘より淡色。
◆柄:中心生で、下方に細まり、
中実、上部中空。色と表面、肉
は傘と同様。
◆味・におい:辛みがある。柑橘
類の香りがある。。
◆胞子:楕円形、中型で、表面は
平滑。胞子紋は白。
◆発生:夏から秋に、コナラなど
の広葉樹の樹下に群生する。 外生菌根菌。
◆食毒等:辛みは加熱により甘みに変わり、天ぷらやフリッターで味わ
う。
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胞子は楕円形で平滑