ホオズキタケ
Entonaema splendens (Berk. et Curt..) Lloyd
クロサイワイタケ科 ホオズキタケ属
大舘 一夫 撮影
 (2008.7)

解説
子実体(子座):マメザヤ型で小型とき
  に中型。類球形。色は淡黄褐色から橙
  褐色になるが、触れたり傷つけると赤
  変する。表面はほぼ平滑だが、やが
  て小粒点ができ、この粒点から噴き
  出す黒い粉(胞子)で全体が覆われる    内容物は液状からゼリー状になる
   。外被層は弾力のある革質から脆        
  くなり、髄層は液状からゼリー状になり、
  やがて乾いて外被層の内面に貼りつき、
  内部は空洞となる。
子のう殻:外被層内にほとんど埋っているが、やがて表面に細粒として現れ、そ
  の内面に子実層がある。
味・におい:髄層の内容物には弱い酸味と漢方薬臭がある。
胞子:楕円形、中型で、表面は平滑。胞子紋は黒。
発生:夏から秋に、倒木や朽木上に単生する。

表紙のキノコ一覧へ

OPへ


表紙のキノコ