表紙のキノコ

マツオウジ
Neolentinus lepideus (Fr.:Fr.) Redhead & Ginus
.キカイガラタケ科 マツオウジ属
撮影 大舘 くみ
 (2012.5)

解説
子実体:ヒラタケで中型から大型。
傘:幼時丸山形から開いて漏斗形になる。色は淡黄色の地を褐色のささくれ状鱗片がおおう。肉は白く柔軟な革質。
子実層托:ヒダは幅広く密で、柄に長く垂生し、縁は鋸歯状。色は白いが次第に褐色を帯びる。  
柄:中心生または偏心生で太く中実。色は傘と同色で、表面は褐
色のささくれ状鱗片が段状におお
われる。肉は白く強靭.
味・におい:無味または苦味がある。強い松脂臭がある。     
胞子:長楕円形、中型で、表面は平滑。胞子紋は白。
発生:初夏から夏に、マツの倒木や切り株に発生する。褐色腐朽菌。
食毒等:時に消化器系の中毒を起こす。
かつてハラタケ目ヒラタケ科にあったが、現在ではキカイガラタケ目キカイガラタケ科に属するように
なった。


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