表紙のキノコ
マツオウジ
Neolentinus lepideus (Fr.:Fr.) Redhead & Ginus
.キカイガラタケ科 マツオウジ属
撮影 大舘 くみ (2012.5)
解説
◆子実体:ヒラタケで中型から大型。
◆傘:幼時丸山形から開いて漏斗形になる。色は淡黄色の地を褐色のささくれ状鱗片がおおう。肉は白く柔軟な革質。
◆子実層托:ヒダは幅広く密で、柄に長く垂生し、縁は鋸歯状。色は白いが次第に褐色を帯びる。
◆柄:中心生または偏心生で太く中実。色は傘と同色で、表面は褐
色のささくれ状鱗片が段状におお
われる。肉は白く強靭.
◆味・におい:無味または苦味がある。強い松脂臭がある。
◆胞子:長楕円形、中型で、表面は平滑。胞子紋は白。
◆発生:初夏から夏に、マツの倒木や切り株に発生する。褐色腐朽菌。
◆食毒等:時に消化器系の中毒を起こす。
☆かつてハラタケ目ヒラタケ科にあったが、現在ではキカイガラタケ目キカイガラタケ科に属するように
なった。
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