マユハキタケ
Trichocoma paradox Jungh.
マユハキタケ科 マユハキタケ属
撮影 大舘 くみ
 (2010.4)

解説
子実体:腹菌類型で極めて小
 型。幼時褐色の殻斗のついた
 どんぐり形(右図中央)で、黄
 色の外被膜が剥落すると薄い
 内被膜に包まれた基本体が
 伸張する。内被膜が剥落す
 ると帯紫灰褐色の刷毛状の
 基本体が裸出する。  
子のう:子実層はなく類球形
 (10〜20μm)の子のうが基本体
 中に散在するが、胞子ができる
 と消失する。
胞子:楕円形、小型で、表面に
 はらせん状の隆起線がある。
 胞子紋は帯紫褐色。
味・におい:無味。無臭。
発生:春に、タブの古木、枯れ
 木、切り株、倒木上に群生。
食毒等:食毒不明。


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表紙のキノコ

胞子

子のう

左より、断面、幼菌、成菌