マユハキタケ
Trichocoma paradox Jungh.
マユハキタケ科 マユハキタケ属
撮影 大舘 くみ (2010.4)
解説
◆子実体:腹菌類型で極めて小
型。幼時褐色の殻斗のついた
どんぐり形(右図中央)で、黄
色の外被膜が剥落すると薄い
内被膜に包まれた基本体が
伸張する。内被膜が剥落す
ると帯紫灰褐色の刷毛状の
基本体が裸出する。
◆子のう:子実層はなく類球形
(10〜20μm)の子のうが基本体
中に散在するが、胞子ができる
と消失する。
◆胞子:楕円形、小型で、表面に
はらせん状の隆起線がある。
胞子紋は帯紫褐色。
◆味・におい:無味。無臭。
◆発生:春に、タブの古木、枯れ
木、切り株、倒木上に群生。
◆食毒等:食毒不明。
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表紙のキノコ
胞子
子のう
左より、断面、幼菌、成菌