ツバキキンカクチャワンタケ
Ciborinia camelliae Kohn
キンカクキン科 ニセキンカクキン属
撮影 大舘 くみ (2010.3)
解説
◆子実体:チャワンタケ型で極めて小
型。
◆頭部:幼時ワイングラス形から茶碗 白い椿の樹下にも
形、さらに中央がくぼむ皿形になる。
上面は淡黄土褐色で平滑。下面は
上面と同色で粉状。肉はもろい。
◆子のう盤:頭部が子のう盤で、内面に
子実層がある。
◆柄:細長い紐状で、地中に伸び黒褐
色、米粒から小豆大の同色の菌核
に連なる。肉は軟骨質で硬い。
◆味・におい:無味。無臭。
◆胞子:長楕円形、中型で、表面は平
滑。胞子紋は白
◆発生:早春に、厚く積もったツバキの
落ち葉中から発生。腐生菌。
◆食毒等:食毒不明。
◆特異的にツバキの落ち花に菌核を
作る。
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