ツバキキンカクチャワンタケ
Ciborinia camelliae Kohn
キンカクキン科 ニセキンカクキン属
撮影 大舘 くみ
 (2010.3)

解説
子実体:チャワンタケ型で極めて小
  型。

頭部:幼時ワイングラス形から茶碗     白い椿の樹下にも
  形、さらに中央がくぼむ皿形になる。
  上面は淡黄土褐色で平滑。下面は
  上面と同色で粉状。肉はもろい。      
子のう盤:頭部が子のう盤で、内面に      
  子実層がある。
柄:細長い紐状で、地中に伸び黒褐
  色、米粒から小豆大の同色の菌核
  に連なる。肉は軟骨質で硬い。
味・におい:無味。無臭。
胞子:長楕円形、中型で、表面は平
  滑。胞子紋は白

発生:早春に、厚く積もったツバキの
  落ち葉中から発生。腐生菌。
食毒等:食毒不明。
特異的にツバキの落ち花に菌核を
 作る。

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