表紙のキノコ
ドクツルタケ
Amanita virosa Bertill.
テングタケ科 テングタケ属
撮影 大舘 一夫 (2012.7)
解説
◆子実体:ウラベニガサ型で中型〜大
型。
◆傘:幼時釣鐘形から開いて平らとな
り、縁に条線はない。色は白く、表
面は平滑で湿時弱粘性。肉は白く
薄い。
◆子実層托:ヒダは幅広く密で、柄に
離生する。色は白い。
◆柄:中心生、上下同径、中実で、
基部は膨らみ白い膜状のツボが
あり、上部には白い膜状のツバが
ある。色は白く、表面は白いささく
れ状の鱗片でおおわれる。
肉は傘と同様。
◆味・におい:無味。無臭。
◆胞子:球形、中型で、表面は平滑。
胞子紋は白。
◆発生:夏から秋に、松の樹下や雑
木林の地上に発生する。外生菌
根菌。
◆食毒等:猛毒菌。肝臓や腎臓などの細胞
を破壊し、死亡例も多い。
◆平地から高山までと、生息域が広く、出会
う機会が多い。その特徴を知り、間違っ
ても食することのないよう注意が肝要。
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胞子は球形で中型、表面は平滑。