ウラベニホテイシメジ
Entoloma sarcopum Nagas. & Hongo
大舘一夫 撮影 (1990.10)
解説
◆子実体:キシメジ型で、中型~大型。
◆傘:幼時円錐形から開いて中高平らとな
る。色は灰褐色で、表面には絹糸光沢
繊維紋と、指で押したような窪みがある。
肉は白で、硬くしまる。
◆子実層托:ヒダは幅広く、やや疎で、柄
に湾生する。色は白から薄橙色(右上)
となり、縁が鋸歯状になる。
◆柄:中心生で下方に太くなり、中実。色
は白く、表面には縦条線がある。肉は
傘と同色。◆味・におい:旨みと苦みが
ある。小麦 粉臭がある。
◆胞子:多角形で中型(右下)。胞子紋
は薄橙色。
◆発生:秋にコナラ、クヌギ、マツなどの
雑木林の地上に発生する。外生菌根
菌。
◆食毒等:湯がいて酢の物などで独特の
苦みを味わう。
☆埼玉県では「いっぽん」と呼ばれて珍
重される。
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