エノキタケ
Flammulina veltipes (Curt.:Fr.) Sing.
キシメジ科 エノキタケ属
撮影 大舘 くみ (2008.12)
解説
◆子実体:モリノカレバタケ型で小型。
◆傘:幼時丸山形から開いてたいらとなり、
短い 条線がある。色は黄褐色または暗
褐色で、表面は湿っているとき著しい粘
液におおわれる。 肉は白く柔軟。
◆子実層托:ヒダは幅広く、やや疎で、柄に
上生する。色は白い。
◆柄:中心生で、下方にややふとまり、中空。
色は黒褐色で、表面は微毛でおおわれビ
ロード状肉は柔軟な軟骨質。
◆味・におい:無味。独特の芳香がある。
◆胞子:紡錘形、やや小型で、表面は平 滑。
胞子紋は白。
◆発生:晩秋から初春に、朽ちた広葉樹の
切り株、枯れ木の根際などに束生する。
腐生菌。
◆食毒等:野生のエノキタケは、市販の栽
培品とは姿が異なり、味も数段優れてい
る。
☆冬のキノコといわれ、雪や雨の降った翌
日に 近くの公園などへ出かけ、朽ちた
切り株などを探すと、見事 なひと株に出
会えることができる。
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表紙のキノコ
庭にあった姫林檎の切り株から発生
胞子6~8×3.5~5μm
スダジイの切り株に発生