表紙のキノコ
ハイイロシメジ
Clitocybe nebularis (Batsch:Fr.) Kummer
キシメジ科 カヤタケ属
撮影 大舘 一夫 (2008.11)
解説
◆子実体:キシメジ型で中型。
◆傘:幼時丸山形から開いて漏斗形
となるが、縁は永く内巻き。色は
淡灰黄色まは淡灰色で、表面は
灰褐色の細かい鱗片でおおわれ
粉状。 肉は白く緻密。
◆子実層托:ヒダは幅狭く、極めて
密で、柄に垂生する。色は類白
色で、次第に淡褐色を帯びる。
◆柄:中心生で、基部が球根状に膨
らみ中実。色は白く、表面には縦
の条線がある。肉は傘と同様。
◆味・におい:無味。薬品臭がある。
◆胞子:楕円形、小型で、表面は平滑。
胞子紋は白。
◆発生:秋、特に晩秋に、各種樹下や笹
藪など、落ち葉が積もった地に発生す
る。腐生菌。
◆食毒等:食用にされるが、時に消化器
系の中毒や、アルコールとともに食すと
悪酔いをすることがある。
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ヒダは次第に褐色を帯びてくる