表紙のキノコ

ハイイロシメジの胞子

ハイイロシメジ
Clitocybe nebularis (Batsch:Fr.) Kummer

キシメジ科 カヤタケ属
撮影 大舘 一夫
 (2008.11)

解説
子実体:キシメジ型で中型。      
傘:幼時丸山形から開いて漏斗形
  となるが、縁は永く内巻き。色は
  淡灰黄色まは淡灰色で、表面は
 灰褐色の細かい鱗片でおおわれ
  粉状。  肉は白く緻密。

子実層托:ヒダは幅狭く、極めて
 密で、柄に垂生する。色は類白
  色で、次第に
淡褐色を帯びる。
柄:中心生で、基部が球根状に膨
  らみ中実。色は白く、表面には縦
  の条線がある。肉は傘と同様。
味・におい:無味。薬品臭がある。
胞子:楕円形、小型で、表面は平滑。
  胞子紋は白。

発生:秋、特に晩秋に、各種樹下や笹
  藪など、落ち葉が積もった地に発生す
  る。腐生菌。

食毒等:食用にされるが、時に消化器
  系の中毒や、アルコールとともに食すと
  悪酔いをすることがある。


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ヒダは次第に褐色を帯びてくる