カニノツメ
Linderia bicolumnata (Lloyd) G.Cunn.
スッポンタケ科 カニノツメ属
安達多久子(2016.6)
解説
子実体:カゴタケ型で小型。幼児白い
卵形で、基部に白い菌糸束がつく。殻皮
の表面は白く平滑で、やがて裂開して托
枝が伸長する。
托枝:頂部でU字形に湾曲し、色は上
部橙赤色で下部淡色、表面には凸凹があ
り、肉は脆く泡状。
暗緑色の粘液となり、托枝の上部内側
に付着する。
味・におい:無味。粘液化したグレバ
が悪臭を放つ。
胞子:長楕円形小型で、表面は平滑、
無色。
発生:初夏から秋に、公園に散布され
たウッドチップや腐植の多い草地に発生
する。腐生菌。
食毒等:食毒不明

表紙のキノコ