表紙のキノコ






    キノボリイグチの幼菌

キノボリイグチ
Sillus spectabilis (Peck) Kuntze
イグチ科 ヌメリイグチ属
撮影 大舘 一夫
 (2011.9)

解説
子実体:イグチ型で中型。   
傘:幼時丸山形から開いて平らとな
  る。色は黄褐色、暗褐色。表面は
  かさぶた状の鱗片と強い粘液におお
  われる。 肉は軟質、淡黄色でやや
  赤変。
子実層托:管孔は柄に垂生し、色は
  淡黄色から褐色になる。孔口は放射
  状に並び、色は管孔に同じ。

柄:中心生、上下同径で中実。色・
  表面は傘と同様。上部にゼラチン
  状のツバがある。肉はやや硬い。
味・におい:無味。無臭。       
胞子:紡錘形、中型で、表面は平
  滑。
子紋はオリーブ褐色。
発生:夏から秋に、カラマツの樹上
  に
発生する。樹上に発生するが外
  生菌根菌。
食毒等:食用になるが、ヒトによっ
  ては消化器系の中毒を起こす。



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