表紙のキノコ
キノボリイグチ
Sillus spectabilis (Peck) Kuntze
イグチ科 ヌメリイグチ属
撮影 大舘 一夫 (2011.9)
解説
◆子実体:イグチ型で中型。
◆傘:幼時丸山形から開いて平らとな
る。色は黄褐色、暗褐色。表面は
かさぶた状の鱗片と強い粘液におお
われる。 肉は軟質、淡黄色でやや
赤変。
◆子実層托:管孔は柄に垂生し、色は
淡黄色から褐色になる。孔口は放射
状に並び、色は管孔に同じ。
◆柄:中心生、上下同径で中実。色・
表面は傘と同様。上部にゼラチン
状のツバがある。肉はやや硬い。
◆味・におい:無味。無臭。
◆胞子:紡錘形、中型で、表面は平
滑。子紋はオリーブ褐色。
◆発生:夏から秋に、カラマツの樹上
に発生する。樹上に発生するが外
生菌根菌。
◆食毒等:食用になるが、ヒトによっ
ては消化器系の中毒を起こす。
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