表紙のキノコ
センボンクヌギタケ
Mycena laevigata (Lasch.:Fr.) Gillet
キシメジ科 クヌギタケ属
撮影 大舘 一夫 (2011.1)
解説
◆子実体:クヌギタケ型で小型。 ◆傘:幼時丸山形から開いて低い
円錐形となり、中央が窪むこと
もあり、縁には短い条線があ
る。色はクリーム色から淡灰
褐色で、表面は平滑。肉は白 く脆い。◆子実層托:ヒダは幅
やや広く、疎で、柄に垂生す
る。色は白で淡灰色を帯びる。
◆柄:中心生、上下同径で細長
く、中空。色は白く光沢があり
基部は灰色を帯び、表面は平
滑で、基部には白い剛毛が密
生する。肉は白く硬い。
◆味・におい:無味・無臭。
◆胞子:楕円形、小型で、表面は平
滑。胞子紋は白。
◆発生:冬に、朽ちた針葉樹の切り
株・枯れ木の根際などに束生する。
腐生菌。
◆食毒等:食毒不明
☆冬のキノコで、雪や雨の降った翌日などに朽ちた切り株などに発生す
る。
胞子は楕円形で小型