表紙のキノコ
ショウゲンジ
Rozites caperata (Pers.:Fr.)P.Karst.
フウセンタケ科 ショウゲンジ属
撮影 大舘 くみ (2010.9)
解説◆子実体:キシメジ型で中型。
◆傘:幼時球形から開いて丸山形。
色は黄土色で、表面には凹凸状
の皺があり、幼時白または淡紫色
の粉状の外被膜でおおわれるが、
成時消失しする。
◆子実層托:ヒダは密で、柄に直生
する。色は幼時白いが、成熟とと
もに褐色になる。
◆柄:中心生、上下同径または下方に
ややふとまり、中実。色は傘より
淡色で、表面にはたての繊維紋があ
り、中位にリング状のツバが、基部
には消失しやすいが、白または淡紫
色の膜状のツボがある。
◆味・におい:旨み、無臭。
◆胞子:広楕円形、やや大型で、表面はイボでおおわれる。胞子紋は明
褐色。
◆発生:夏から秋に、アカマツ、クロマツ、コメツガなど、マツ科の樹
木の樹下に発生する。外生菌根菌。
◆食毒等:広く食用にされ、煮物、汁物、炒め物、炊き込みご飯など、
多様な料理に利用される。
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